<2018.10.29更新>
前回に引き続きリアウィンカーステーの交換レポートです。
交換を実施したバイク:ハーレーダビッドソン スポーツスター883 2004年式。
「ウィンカーなんてネジで止まってるだけだから、こんなんチョイチョイって外せば素人でも楽勝やないの?お?お?」
なーんて思って、よく調べもせず外しはじめましたが、、、
なんだよ。。
全然面倒くせーよ!!
普通のドライバーとレンチがあれば交換できるのかと思っていたら甘かった。。。
と言うところでレポート開始。
<目次>
必要な工具
- プラスドライバー
- スパナ(サイズ:1/2インチ)
- ディープソケットレンチ(サイズ:16mm)
- ラチェットハンドル(挿入角:9.5sq(ディープソケットに合うもの))
- 星型レンチ(サイズ:TX40)
- 精密ドライバーのマイナス(まぁ細くて平たい棒)
今回交換に使用した部品(ショートステー)
キジマ ショートウインカーステー HD-01977
’04年~’09年スポーツスター ※XL1200N/XR1200は除く
純正のウィンカーはそのままに、ステーの部分だけを短くスタイリッシュに変更する社外パーツです。
テールランプの取り外し
って、「ちょっちょっウィンカーなんすんけど」って思うかもしれませんが、テールランプです。
と言うのもウィンカーのコードは後ろのテールランプのところに伸びているので、まずここを外します。
ランプの左右のネジをプラスドライバーで外します。
丸の部分にコネクターでつながっているので外します。爪の部分を押しながら引き抜きます。
この二つがそれぞれ左右のウィンカーのコードです。頭の四角い部分が爪になっているので、細いマイナスドライバーで押して引っ張るとコードが抜けます。両方外しちゃいましょう。
ウィンカーコードを緩める
リアフェンダーの裏側にケーブルがタイヤと干渉しないよう3箇所ケーブル受けがついています。
ケーブル受けは上側が開いているので、裏側に手を突っ込んでケーブル受けからケーブルを外して自由にしてあげましょう。
ケーブル受けの場所はわかりづらいですが、大体下の画像の丸印の裏側あたりです。
(右側はウィンカー以外のケーブルもテールランプまで通っているので、邪魔ならばこちらのコネクターも外しましょう)
リアウィンカーおよびカバーの取り外し
いよいよリアウィンカーの取り外しです。
ウィンカーそのものはこの時点では取れず、一体になっているカバーごと外すことになります。
固定場所は全部で3箇所。表に2箇所①と②。星型レンチで外します。
①は裏側に6角ナットで止まっているので、少し緩んできたら裏側のナットにスパナを当てて空回りしないようにしてはずします。
②の裏側は前述のケーブル受けの一つを兼ねた板が付いているので、外す時に落っこちてくるので注意しましょう。
こんな板です。(ちなみに写真の通りの感じで、少し斜め向きでついています。取り付ける際の参考に)
最後③は裏側に6角ナットでウィンカー本体をボディに固定してあります。
超やりづらいですが、裏側にスパナを突っ込んで頑張って外します。コレをはずしてもウィンカーは落ちてこないから大丈夫ですw。
以上3点を外すとウィンカーを取り付けているカバーが自由になるので、まずはカバーごと外すことになります。
リアサスがちょっと邪魔ですが、ウィンカー側を少し手前に引っ張ってボディからウィンカーのボルトを引き出した後カバーの奥側を持ち上げるようにすると上手くはずれます。
ウィンカーのケーブルも先程自由にしてあるので抜くことができます。
取り外し完了
ちなみにこれは悪い例。片側ずつ外しましょう。両方外しちゃうとリアフェンダーも外れちゃうので、取り付ける時面倒になりますよ。
ウィンカーの取り外し
これでようやくウィンカーがバイクから外れるので、今度はカバーからウィンカーを外します。
で、ここでまた問題発生。外すと裏側がこんな状態ですが。
溝の中にあるのに、すんげーナットの頭が出っ張ってんの。。。
普通のスパナだと取り外し(もちろん取り付けも)不可なので、ディープソケットレンチを使います。
素人のワタクシそんなん持ってないので、調達しに近所のバイク屋に買いにいったんですが、、、
ハイ、置いてませんでした!
ディープソケット自体は全然置いてあるんですが、サイズが合わない。
お店の人に実物見せてサイズを測ったところ16mm。一般的なサイズだと14mmの次は17mmになっちゃうそうでお取り寄せか、専門店、ディーラーとかにいかないとあまり売っていないようです。
ハーレーの場合ミリ工具ではなく、インチ工具になるので、3/8インチのディープソケットになります。
SK11 六角ディープソケット 差込角9.5mm (3/8インチ) 16mm
これでウィンカーも外れてバッチリよ!
と思いきや、、、、
ケーブルのカプラーがデカくて、カバーの穴通らないんですけど、、、、
カプラーも外す必要有りです。
コレがまた外し方がわかんねーんだ。もうイヤンバカン。
がんばって外したよ!
色々試してみたところ、写真の丸の部分の隙間に精密ドライバーのマイナス等の細いものを突っ込んで中でちょっと持ち上げるようにするとスポっと抜けました。
おそらく中に抜け止めの爪があって、それを持ち上げると抜けるんだと思います。
これでようやくウィンカーの取り外しが完了です。
もう勝ったも同然。取り外しの逆の要領で取り付けしましょう。
取り付けの際にリアフェンダー裏のケーブル受けに戻すのを忘れないようにしてください。
取り付ける際にウィンカー本体とボルトの接続は後からまし締めが出来ないところなので、自分はネジロック剤で固定することにしました。
パーマテックス Permatex 中強度ねじロック剤
ちなみにステーのサイズですが、純正と比べるとこんなに短いです。
無事取り付け完了!
固定する前に点灯確認。
OK!
取り付け後はこんな感じになります。
なかなか良い感じになりました。
わかってしまえば決して難しい作業ではないです。(面倒ではありますが)