自分のスポーツスターのフットペグは足付きもしっかりして具合が良い分、若干ゴツいです。
先日グリップを新しくしたので、せっかくなのでフットペグもデザインを合わせた感じで交換しました。
またデザイン的に統一感が出るので、フットペグと一緒にシフトペグ(シフターペグ )も交換することも多いかと思います。
シフトペグの交換については、こちらで説明しています。
作業自体は難しくないですが、交換する際に特殊な工具が無いとやりづらいです。
こちらがフットペグを下から見た写真。
ちょっと見づらいですが、赤丸のところでスナップリングというリングでペグの軸が抜けないように留めてあります。
スナップリング
このリングをつまんで広げて外すことで、ペグを固定している軸がフリーになって抜けるようになります。
が、かなりサイズが小さいので、ラジペン等でつまむのも難しく、マイナスドライバーで引っ掛けて外したりすると外れた勢いでどっかに飛んでいって行方不明になるということが良くあるそうです。
なので外す際には「スナップリングプライヤー」という工具で、スナップリングの穴の所にプライヤーの爪を突っ込んでリングを開くことで簡単に外すことができます。
こんな感じで簡単に広げられます。
<目次>
作業にあると良い物
スナップリングプライヤー
ハーレーの場合、爪先端径 0.8mmの物が適用します。
先端が直線状のものと、曲がっているものがありますが、フットペグの場合は先が曲がっているものの方がやり易いと思います。
TRUSCO(トラスコ) スナップリングプライヤー 軸用 Φ0.8 曲爪51型
スナップリング
外したリングの再利用も可能ですが、開いたリングが段々戻らなくなってきます。
値段も安いので交換の際には新しいリングにした方が外れる心配が少なくて安心です。
ネオファクトリー フットペグ用 スナップリング OEM11304 013452 HD店
スプリングワッシャー
こちらも再利用可能です。
ペグと受け側のステップホルダーの間に挟んであるワッシャーです。
古くなってくると板バネの力が無くなってきて、ペグを畳んでもストンと開いてしまいます。
長い間交換していない場合は、ペグの交換と合わせて新しいワッシャーにすると良いと思います。
ネオファクトリー 1mm フットペグ&キックペダル用 スプリングワッシャー 003567 HD店
フットペグ交換のやり方
スプリングワッシャーを外す
フットペグの下の部分を拡大したものです。
※リングの穴を見やすくするため写真の明度を上げています。
この丸印の所の穴に、スナップリングプライヤー先端を突っ込み、プライヤーを握ることでリングが広がって軸から外せるようになります。
ペグを固定している軸を抜く
スナップリングが抜ければ、軸が自由になるので普通に手で抜けます。
ステップホルダーからフットペグを抜く際に間に挟まっているスプリングワッシャーが一緒に外れますので、あらかじめどの位置にワッシャーがはまっているか確認してから軸を抜いてください。
外すとこんな感じ。
汚れを取って、多少錆びていたところをメタルコンパウンドで綺麗にしました。
今回交換するのは写真の上のフットペグ。
純正の物よりも、細くアルミ製でスタイリッシュ(死語?)な感じ。
フットペグ ハーレーソーラースポーツ XL 883 1200適用
こんな配置でステップホルダーに挟み込みんで、軸を刺します。
スナップリングプライヤーでリングを広げて軸にはめれば固定完了。
あっさり装着できました。
よく見るとペグとステップホルダーの間の隙間にスプリングワッシャーが挟まっているのがわかると思います。
ワッシャーが多少反っているので、ペグがストンと倒れてくるのを防いでいます。
逆側も同じ手順で装着。
フォワードコントロールのスポーツスターモデルの場合
フォワコンモデルのスポーツスターはフットペグの取付部分の形状が異なっていて、上下の長さが違います。
その為、通常のフットペグを装着するためにはステップホルダーを交換する必要があります。
ステップホルダー
キジマ(kijima) ステップホルダー 左右セット XL1200X クロームメッキ HD-05284
スポーツスター対応のフットペグ
フットペグ、シフトペグ、グリップとセットで出ている商品もあるので、同じデザインで統一して一緒に交換するのも有りだと思います。