カッコイイ横顔とボンバーマンのようなコケティッシュなフロントフェイスに一目惚れして、長年乗っていたスポーツスターからKTMのRC390に乗り換えをしました。
現行は販売終了しているため中古で購入したこともあり、バッテリーがへたっていたので交換しました。
<目次>
バッテリー交換の兆候について
バッテリーへたりとしては以下のような状態でしたので、同様の症状が出た場合は交換した方が良いかもしれません。
・アイドリング時にエンジンが突然切れる
画面に以下のエラーコードが出る。
自分は①のエラーが出ました。②の場合はプラグの可能性もあるようです。
①JY_1.7.3
②JY_1.3.2
・時計がめっちゃ狂う
元々KTMは時計が微妙に狂うとよく書かれていますが、そうゆうレベルでなく数時間単位でズレる。
バッテリー電圧チェック
もしバッテリーの電圧をチェックできるのであれば、確認できればなお良いと思います。
電圧が12V~14Vであれば正常です。
11Vを下回るようであり、充電しても駄目なようであれば交換時期と考えた方が良いです。
バッテリー電圧テスター(12V用)
安価なものであればこちらでチェックできます。
細かな数値ではなく大まかな確認になりますが、交換の目安を見るのであれば問題無いと思います。
キジマ (KIJIMA) バッテリーチェッカー スマホ連動式
細かな数値を見るのであればこちらがおすすめです。
バッテリーに繋げておくことで、Bluetoothでスマホに接続して電圧の確認ができます。
その時の数値だけでなく過去の電圧推移もグラフで見えるので状態のチェックが可能です。
バッテリー充電器
適合バッテリー
KTMのスモールシリーズは今回紹介するバッテリーでいけるようですので
RC125、RC250、RC390、125DUKE、250DUKE、390DUKE、全てこちらのバッテリーが使用できます。
ちなみにこちらが純正のバッテリーです。
EXIDE ETZ-9-BS
こんなメーカー見たことねぇ・・・
一応、日本のホームページもあるようですが、通販とか個人向けに売っているところは全く見当たりません。
仕方がないので別のメーカーのバッテリーを付けることにします。
YTX9-BS (GSユアサ)
安心の国内ユアサ製。
値段は少々高いですが、サポートも含めて安心して使いたい人はこちら。
ディーラーに相談したら、こちらを勧められました。
YTX9-BS (台湾ユアサ)
台湾ユアサのものですが、価格も安く使用にあたっても特に問題ありません。
ディーラーの方もこっちでも大丈夫ですよとはおっしゃっていたので、今回はこちらを選択。
FTX-9BS (古川バッテリー)
こちらも安心の古川電池製。
国内ユアサ同様、価格もそこそこですが安心の国内メーカー品です。
ITX9-FP (AZ リチウムイオンバッテリー)
電解液ではなく、リチウムイオン電池のバッテリー。
値段も高いけど、寿命も長く性能も良さそうなのでとても気になります。
加えて一般のバッテリーと比較して圧倒的に重量が軽い。
ユアサのバッテリーが2.4kgに対して、リチウムイオンバッテリーはわずか781g!!
重さなんと1/3で、更にサイズも小さい。
KTM RCはシート下にちょっぴり収納スペースが有る位でほとんど物が入らないので、ここにスペースができるとETCとか載せられちゃうかも?
しかも乾燥重量160kg以下で元々車体自体がとても軽いところに、更に軽くなっちゃうのでレースとか走りにこだわる人は軽量化にもなりますね。
AZバッテリー メーカーホームページ
バッテリー交換のやり方
バッテリーの取外し
RC390(125、250も同様)の場合タンク前面のところにカバーが付いており、そこにバッテリーが設置されています。
(DUKEの場合はシートの下にあるようです。)
カバーの取外し
①シートを外す
車体の左側面のシート下にキーを回してシートを外せるようになっています。
シートを外すと右側面のところに引っ張る輪っかが有りますので、こちらを手前に引くとタンク全面のカバーが外れます。
バッテリーの外し方
カバーを外した状態がこちら
バッテリーのボルトを外す
左右のプラス・マイナスのケーブルをドライバーで外します。
マイナスの方から外していきます。
バッテリー自体は真ん中のゴムバンドで固定されているだけですので、これをは外します。
前面の奥を覗き込むと爪で引っかかっているので、写真のようにバンドの出っ張りをつまんで、前側に押すことで爪から外すことができます。
バンドを外せば固定しているものは無いので、手で持ち上げれば取り出せます。
ほんと見たことないメーカーのバッテリーやなぁ。
交換バッテリーの準備
電解液の注入
購入時はバッテリー本体に電解液が入っていない状態になっていますので、注入する必要があります。
本体のシールを剥がして、電解液の銀紙を剥がさずにぶっ刺します。
この状態で全ての電解液がバッテリー本体に注がれるまで5分~10分程待ちます。
ここで注意。
軽く蓋を上に被せて埃等入らないようにして、ガスが抜けるまで1時間程放置します。
その後付属の黒いキャップで蓋をしますが、真っすぐ水平にはまるよう少しずつはめていきます。
手で押し込むのはなかなか力が要りますので、ある程度はまったら以下のようなゴムハンマーで軽く均等に叩くと上手くはまります。
バッテリーの取付
取付は基本的に取外しと逆の行程で行います。
バッテリーのボルトを取付
左右のプラス・マイナスをドライバーで留めます。
今度はプラスの方から取付します。
その後ゴムバンドを外した時と逆の要領でバッテリーを固定すれば完了です。
バッテリーカバーの取付
結構RC125、RC250、RC390でバッテリーのカバーが上手くはまらないと苦戦している人がいるようなので、少し詳細に解説します。
ハンドルロックを外して、ハンドルバーを真っすぐにした方がやり易いです。
バッテリーカバーは写真の①の側面の穴と、②の5つの溝で本体に取付されています。
手順としてはカバーを真上からかぶせて①の穴を本体側の①の爪にはまるように指で位置を合わせます。
(爪に穴をはめてしまうと②の爪にはまらなくなるので、あくまで穴に本体の爪がはまる位置に合わせて真上からかぶせます)
その状態からカバーの②の5つの爪が本体側の溝にはまるように水平に手前にまっすぐ引きます。
そうするとカチっと音がします。
うまくはまって外れなくなれば完了です。
時計合わせ
バッテリーを外すと時間がリセットされてしまいますので、時刻をセットしなおす必要があります。
時計合わせ手順
ディスプレイ左の「MODE」ボタンと「SET」ボタンを使用します。
・キーを回して電源をオンにする
・「MODE」ボタンを押して、メーターにODO表示にする
・時刻が点滅するまで「MODE」と「SET」を両方押しっぱなしにする
以上で、時刻設定モードに入りますので、以下で時刻を合わせます。
・「MODE」ボタンを押して<時>を合わせる
・「SET」ボタンを押して<分>を合わせる
時刻をセットし終わったら「MODE」と「SET」両方を点滅が終わるまで押しっぱなしにする。
以上でバッテリー取付完了です。
交換したらアイドリングも安定してエンジンが切れるようなことも無くなり、すこぶる快調に走っています。