スマフォで取り込む高精度？OCR蛍光ペン「KYBER SmartMarker」

株式会社オーリッドより2012年2月8日から発売されるOCR蛍光ペン「KYBER SmartMarker ECO」。

一見何の変哲も無い蛍光ペンですが

実はコレ、なぞったり囲んだりした文字をテキストデータに変換してくれるという面白便利な蛍光ペンなのです。

具体的にはデジタル化したい文字をなぞったり囲んで、専用のスマフォアプリ「O-RID　KYBER（iPhone、Android）」で撮影してサーバーに送ると、最速90秒、遅くとも24時間以内にOCR処理したされたテキストデータになって返ってくるというものです。

以前から「KYBER SmartNote」というコレのメモ帳版がありますが、そちらはメモ帳に手書きで書いたものが同様にOCR処理されるわけですが、この「KYBER SmartMarker」の良いところは、手書きメモだけでなく、新聞だろうが雑誌だろうが活字なら何でもマーカーされたところだけOCR処理されるところ。

使い方としては以下のような感じで、ペンを購入した際に付属のアクティベーションコードを専用アプリに入れると5000文字までテキストデータ化できるようです。

ちなみに、なんでタイトルが「高精度？」なのかと言うと、OCR機能が別の意味で驚きだったので。
「KYBER SmartNote」も同様ですが、本製品はOCR処理したい文書を一度サーバーにアップして処理された物が戻ってきますが、その過程が凄い。

１．ノートに手書きしたメモを専用のiPhoneアプリで撮影する
２．アプリがメモの画像をサーバーにアップロードする
３．アップロードされた内容がOCRにかけてテキスト化される
４．テキストがバラバラに分割されてスタッフが（人力で）“校正”する
５．ほとんど完璧になったOCR結果が最速約90秒で納品される

ほう、人力、、、え？、ジンリキ？？？

何ソレ凄い！

確かにそれは高精度だわ、、
技術的に凄いと言うより、アイデアが凄いって感じです。
なので「？」つけちゃいました。

一応個人情報の保護はうたってますし、人力オペレータが情報を俯瞰して見れないように文書をバラバラにしてから分担して処理している等、扱いには気を使ってはいるようです。
それでも個人的には個人情報とか機密情報とかのスキャンはちょっとNGかなぁと思います。

とはいえ紙情報のデジタルクリッピングで使うには凄く便利そうなツールですね。

その辺りについては以下の記事で詳しくレポートしています。

人力クラウドノート「KYBER SmartNote」は使えるか
http://ascii.jp/elem/000/000/637/637192/

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