自宅の2Fに置いてある無線ルーターの電波が1Fだと繋がらないことは無いが場所によってかなり弱くなることもあったので、無線中継器の導入をしてみました。
プラネックスのWi-Fiエクステンダー（中継器）「MZK-EX300N2」が秋葉原や通販で2,000円を切るような値段で投げ売られていたので、「こりゃ、地雷の予感がするぜ！」と安いし怖いもの見たさで早速買ってみました。
使ってみたところ、やはりと言うところか、そのままだと駄目でした。
最終的にはちゃんと使えましたが、いくつか注意点があったので残しておきたいと思います。
■使用に伴う注意点
・ファームウェアのバージョン確認
設定する際にまずファームウェアの確認が必要です。
自分の購入したものもそうでしたが、Ver1.04だった場合、そのままでは使い物にならない可能性が高いです。
症状としては親無線ルーターへの接続は問題無いのに、設置して目の前で試しても全く電波強度が改善されないような状態です。
以下のプラネックスのサイトからVer1.09ベータ をダウンロードして、ファームウェアをバージョンアップする必要があります。
http://www.planex.co.jp/support/download/wireless/mzk-ex300n2.shtml
自分はこれで症状が改善して、以後は良好に使えるようになりました。
・設置場所の注意
この機械は電波の”増幅器”ではなく、”中継器”なので、設置場所は親無線ルーターの電波を良好に受けられるところである必要があります。
親機の電波が弱いところにこの機器を設置しても、弱い電波をそのまま中継することになるので、Wi-Fiのアンテナが強くなったように見えても実際には本機と親機との接続は弱い電波のままなので、”電波が強くなったのに全然速度が出ない”といった事態になります。
通販のレビューを見てるとおそらくその状態になっていると思われるものが結構ありました。
よってこの機械を付けたからといって、無線のエリアが2倍になるというわけでは無く、せいぜい1.2～1.3倍程度のエリア拡大と認識しておいた方が良いです。
邪魔な遮蔽物があってどうしても特定の場所だけ繋がりにくいところをフォローするとか、そういった使い方に適していると思います。
■無線強度のチェック方法
実際に機器を設置するにあたって、「Wi-Fi analyzer」というWi-Fiの電波強度を確認できるAndroidアプリがあります。
グラフでリアルタイムに電波強度を表示してくれるので非常に役に立ちます。
Wi-Fi analyzer
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.farproc.wifi.analyzer&hl=ja
これをインストール端末を持って家の中をフラフラして、比較的親無線ルーターからの電波強度が強いところに本機を置くのが良いと思います。
自分が本機を設置した場所は以下。
WLNECXXXというのが、ルーターのSSIDですが、「MZK-EX300N2」を設置したことで２つ存在しています。
赤いほうが「MZK-EX300N2」でピンクが親機の電波強度です。
本当は親機の無線強度が-50dB台のところに設置したかったんですが、1Fでその強度が出るところが無かったので、ここで妥協。
機器設置後、繋がりの悪かった場所に持っていった測定結果が以下。
ピンクの親機の電波強度は-80dB～-90dBを行ったり来たりという感じですが、赤の「MZK-EX300N2」の電波は-60dBあたりで安定。
実際にiPad等で接続しても設置前に比べて良好にネット接続できました。
■ちょっと便利な使い道
本機には有線LANポートが２つ付いています。
ということで、これがあると無線エリアを拡大するだけでなく、無線LAN経由で有線LAN接続をすることができます。
どうゆうことかと言うと
WiMAXやEMOBILE等の無線インターネットサービスの場合、WM3800Rのように一部の優先LAN接続用のクレードルがある端末を除き有線LANでPCや、TV、据え置きゲーム機等の接続ができませんが、本機で中継してやることでクレードルが無い機種でも有線LANでインターネットが接続できるようになります。
これは何気に便利。
「無線インターネットサービスを自宅では有線でも使いたいけど、クレードル付きのモデルよりもコンパクトな別の機種を使いたい。」
なんて人には機種を限定されないのでおススメだと思います。
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